やちむんの特徴 feature
OVERVIEW 概要
作り手の技と心が
織りなす沖縄の温もり
「やちむん」とは沖縄で作られる焼き物のことです。沖縄のうつわ「やちむん」は量産品とは違い、形や色に手作りならではの個性があります。1枚1枚が、世界に一つだけのうつわです。その出会いはまさに一期一会。日常使いはもちろん、ディスプレイとしてお部屋に飾るのもおすすめです。
- やちむんの特徴
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やちむんは、一つひとつ手作りの品となっています。そのため、大きさや形、柄などが異なり、2つと同じものはありません。また、【やちむん】には以下のようなさまざまな特徴があります。
【蛇の目】
やちむんの皿やマカイの中央に見られる白い輪っかの模様のことで、蛇の目のような円形のデザインが特徴。窯でうつわを重ねて効率よく焼くための伝統的な技法で、焼成前に重なる部分の表面の釉薬を削り取った跡です。最初はザラッとした感触ですが、使い込むほどにしっとりと落ち着いた風合いになります。
【貫入】
貫入(かんにゅう)とは、焼き物の表面にできる細かなひび模様のことです。焼成後に釉薬(ゆうやく)と素地の収縮率の違いにより発生します。使うほどに味わいが増す特徴があり、割れや欠けとは異なり、貫入はうつわの強度には影響しません。
【ぶくや釉薬のムラ】
釉薬や土、焼成などのさまざまな要因で表面に小さな凹凸が発生します。これを「ぶく」と呼び、やちむんの素朴な風合いを際立たせる特徴の一つです。釉薬のムラも同様に、一点ごとに異なる表情を生み出し、手作りの温かみが感じられます。
【歪み】
やちむんは手作業で成形されるため、完全に均一な形にはならず、歪みが生じることがあります。この歪みは、作り手の手仕事による個性であり、量産品にはない独特の魅力となっています。
上記の特徴はやちむんの味であり、ご使用に問題はありません。